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2002年9月15日

トヨタプリンセスカップ 予選第2日

 今日も朝からべた曇り、いつ雨が降ってきてもおかしくない天気だ。今日のお目当てはもちろん中村藍子森上亜希子の予選2回戦であるが、私にはもう一つのお目当てがあった。それはUSオープンジュニアで優勝したロシアのマリア・キリレンコだ。昨日は中村の試合と重なって見られなかった。まだ15歳、グランドスラムジュニア優勝者のレベルが、いったいどれほどのものか興味があった。

 

シングルス予選2回戦

森上 亜希子 6-4, 6-2 中村 藍子

 中村は前日の調子を持続していた。ひたすら打ちまくり、第1セットはあっという間に森上を4−0と追い込んだ。森上も真っ向からの打ち合いは分が悪いと感じたのか、途中降ってきた霧雨を理由に審判にレストを要求し、ペースを変えようとした。これは受け入れられなかったが、このあと森上が成長の跡を見せた。以前はうまくいかないとすぐに切れてしまうようなところがあったが、今では随分粘り強くなった。それがこの1年で135位(9月16日付)にまでランキングを上げた理由だろう。
 むきになって打ち合うのは止め、ストロークのペースを落とし中村に打たせた。そうすることにより中村のストロークに少しずつミスが増えていった。森上は1ゲームを取り4−1になったところで、落ち着きを取り戻したようだ。ここから8ゲームを連取する。逆に中村のストロークはむきになって打てば打つほど延びがなくなっていった。

 おそらく中村は4−0になったところで欲が出てきたのだろう。勝てるかもしれないと思ったとたん、無意識のうちに力が入ってしまう。その分ボールに力が伝わらない。このような展開の試合は今まで幾度となく見てきた。自分の気持ちをコントロールするのは本当にむずかしい。中村には勝負に対する駆け引きとか、ずるさをもう少し身につけて欲しいと思う。もし分けてあげられるなら、私がいっぱい持ち合わせているのだが..<いらんわ!

 

シングルス予選2回戦

マリア・キリレンコ 3-6, 6-4, 7-6(3) チョウ・ヨンジョン

 天才、現る! マリア・キリレンコには驚かされてしまった。対戦相手のチョウはここ数年チャレンジャークラスで揉まれ、ようやくトップ100に入ってきた努力と根性の韓国選手である。たとえUSオープンジュニア優勝者であろうとチョウにはかなわないと思っていた。しかし試合が進むにつれてキリレンコのテクニックに驚嘆せざるを得なかった。15歳にしてすでに基本的な技術、戦術、戦略、すべてを兼ね備えているのだ。特にバックハンドは自由自在といった感じで操ることができる。まるでクルニコワとヒンギスを足して2で割ったような選手だ。

 ツアーにフル出場するようになれば、間違いなくすぐにトップ100には入れるだろう。しかしトップ10に入れるかどうかを論ずるのは早計過ぎる。なぜならトップ100というのは各国の天才と、とてつもない努力を重ねた秀才が集う、常人には計り知れない世界だからだ。キリレンコが並みの天才であるか、すごい天才であるか、はたまたとんでもない天才であるか、現段階ではだれにも分からない。間違いないのはメッチャかわいこちゃんということだ。<スマ〜ン!

 

 

佐伯 美穂

ティナ・ピシュニク
マヤ・マテヴジッチ

アンスレイ・カーギル

ウィーネ・プラクシャ

高瀬 礼美
アランチャ・サンチェス・ビカリオ

クラリッサ・フェルナンデス

スベトラナ・クズネツォバ

エレナ・コスタニッチ

アンドレア・セラ・ザネッティ
アリーシャ・モリック

マヤ・マテヴジッチ
リナ・クラスノルツカヤ

 


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