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2002年8月10日

全日本学生テニス選手権大会 第8日

 インカレもいよいよ終盤に入った。ドローが発表された当時、シード順が実際の実力を反映していないのではという指摘が一部にあった。しかしベスト4の顔ぶれを見ると、男子の場合は第2シードの宮崎雅俊が抜けただけで第5シードまでが残った。女子の場合もノーシードで1年生の野沢絵梨以外は、第2シードから第4シードまでがきれいに出揃った。ドローを作成した学連もさぞかし溜飲を下げただろう。ホームページでもいち早く当日の結果と翌日のオーダーをアップ、運営の手際の良さが目を引いた。次に挑戦するのはライブスコアだ。がんばろ〜

 今日も暑かったものの湿気が少なく風も吹いていたので多少過ごしやすかった。試合は1、2番コートのみ、男子シングルス準決勝、女子シングルス準決勝、男女ダブルス決勝の順に行なわれた。各コート3試合ずつ、10時から始まったが意外に試合が長引き、ダブルスの表彰式が終わった時には6時を回っていた。

 

李 興雨(近大) 6-4, 4-6, 6-2 宮崎 靖雄(亜大)

 宮崎には亜大の大応援団が付いていた。一方、李にはまばらな応援しかない。まるでアウェイだ。李も宮崎も最初から気合が入っていた。宮崎のサーブ&ボレーに対して、李はパッシングで対抗する。第2セットまではほぼ互角。しかし第2セットを取り返されても李は妙に落ち着き払っていた。しっかりトイレットブレークを取って、気持ちを整えた。
 最終セットは徐々に李のパッシングが冴えてくる。宮崎は4回のマッチポイントを凌いだものの、最後は勢いに押しつぶされるように、ダブルフォルトを犯してしまった。

 

落合 優次(日大) 6-1, 6-4 畠中 将人(法大)

 落合が畠中にしこらせなかった。ストロークでは常に落合が主導権を握り、畠中を振り回した。特に落合のバックハンドのストロークが素晴らしい。ボールに延びがあり、しかも正確に深くコーナーに突き刺さる。畠中はバック側をほとんどスライスで凌ぐしかなかった。中ロブでペースを乱そうするが成功には至らなかった。落合がこのバックハンドを1試合を通じて打ち切れれば、李に対しても大いにチャンスありだ。

 

山本 麻友美(園田女大) 2-6, 6-4, 6-2 波形 純理(早大)

 山本は初めて見た。第1セットはミスを連発し、あっという間に取られてしまった。この時点では波形の圧勝かと思われた。ところが山本が粘りだすとともに波形のミスが増えていった。それでもいずれ波形が巻き返すだろうと高をくくっていたら、立ち直ることができないまま終わってしまった。

 

平田 育子(亜大) 6-2, 6-4 野沢 絵梨(慶大)

 ベスト4に唯一、ノーシードでしかも1年生の野沢が残った。この選手も初めて見る。実績を知らないので調べてみたら1998年の全日本ジュニア16歳以下の準決勝で中村藍子を破って決勝に進出している。興味を持って見た。一言で言えばいわゆる気前のいいテニスだ。ストロークスピードは平田よりもはるかに速いが、とにかくミスが早く、しかも多い。決めのショットで再三ネットに引っ掛ける。当たっている時は手をつけられない、そんなタイプの選手なのかもしれない。

 


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