第80回 毎日テニス選手権
2001/09/02 最終日
親バカ、丸出し |
勝は今年もGAORAが中継、有明コロシアムで行われた。やはりコロシアムでの試合は観る方も気分が良い。昨年はコートエンドの中段に臨時の放送席が設けられ、試合中に解説の声が漏れてきて落ち着かなかった。今年は放送席はない。よかった、よかった。
朝10時より、男子シングルス決勝、女子シングルス決勝、男子ダブルス決勝の順で行われた。観客は昨年にも増して少ない。男子シングルスが始まった時、広い会場になんとたったの23人だった。主催者はとっくの昔に観客動員をあきらめてしまったのだろうか。せっかく大新聞社なのにもったいない話だ。
|
| 男子シングルス決勝 |
本村 剛一(北日本物産) 6-1, 6-1 高田 充(朝日生命)
| SET | 1 | 2 | ||||||||||||
| GAME | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 |
| 本村 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | ||
| 高田 | 1 | 1 | ||||||||||||
|
本村に負ける要素がどれほどあるだろうか。普通に戦えばまず負けることはない。第1シードの本村と第3シードの高田にはそれほどの隔たりがあるように思えた。本村に唯一不安があるとすれば過度に期待された時、必要以上に緊張する癖だ。デ杯しかり、昨年の全日本決勝しかり。 しかし今日はそのような不安は微塵も見せなかった。昨日の佐藤と同じく高田も十分な体勢でネットを取らせてもらえない。ストローク戦になると本村は高田のバックを執拗に攻めた。高田は必死でスライスで凌ぐが、本村には通用しない。次から次へ、まるで練習のようにストロークエースを積み重ねていった。 |
| 女子シングルス決勝 |
堀田 朋愛(北日本物産) 7-5, 6-1 北村 由美子(北村化学工業)
| SET | 1 | 2 | |||||||||||||||||
| GAME | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 |
| 堀田 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | ||||||
| 北村 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 1 | |||||||||||||
|
北村にとって優勝するにはたった一つの道しか残されていなかった。ストレートセットで、しかも少しでも早く決着をつけなければならない。右足の怪我はとても3セットは持ちそうにない。堀田を相手に、あまりにもわずかな可能性にかけるしかなかった。 北村は最初から飛ばした。最初の堀田のサービスゲームをブレーク、しかしすぐにブレークバックされる。お互いにサービスに決定的な力があるわけではないので、キープとブレークがめまぐるしく交錯する。北村は怪我をものともせず、よく走り拾った。最後は自力に勝る堀田が3ゲームを連取して第1セットをもぎ取った。この瞬間、北村は優勝の2文字が遠のいていくのを感じていた。
|
| 男子ダブルス決勝 |
佐藤 博康/坂本 正秀(FILA/NEC) 6-3, 4-6, 6-2 安藤 将之/土屋 哲史(北日本物産)
|
ダブルスの試合展開というのは、シングルスとはかなり異なるように思う。この試合はフルセットであったが全体の流れは佐藤/坂本が支配していた。佐藤/坂本が第1セットを獲った時、フルセットになる予感がした。安藤/土屋が調子を上げてきたというわけではない。佐藤/坂本の方にたとえ第2セットは落としても、第3セットを獲れば勝ちだ、という余裕のようなものが感じられた。おそらくそれは過去この大会で3度優勝を果たしている佐藤から醸し出される経験と自信だろう。たまたま私の予想があたっただけかもしれないが、微妙な心理を想像しながら観戦するのは面白い。 |