昭和の森オープン in Summer
2001/08/17,19
どう見ても、とてもメッチャ強いテニス選手 |
田勝志が昭和の森に初めて登場した。昨年は一時JOPランキング11位まで上がったが、その後しばらく足踏みし、現在は22位まで後退している。最後に私が観たのは今年3月の石和オープン予選だった。この時はフューチャーズ2戦連続して予選を突破していたので、期待して行ったのだが原因不明の失速で随分がっかりしたものだ。
今回は大阪オープンで優勝したばかり、絶好調で本大会にのぞんだ(と思われる)。それが証拠に1回戦の第1セットで2ゲームを失ってから3回戦まで連続5セット、1ゲームも落とさないという圧倒的な強さで勝ち上がった。勢いはとどまるところを知らず、結局2大会連続の優勝となった。もっとも苦戦したのは決勝の佐藤博康戦だった。この試合は雨のため月曜日に延期となり、残念ながら観られなかった。準々決勝と準決勝の様子をお伝えしよう。
|
| 男子シングルス準々決勝 |
福田 勝志(三和ホームサービス) 6-1, 6-2 中瀬 安朝(エールプロジェクト)
| SET | 1 | 2 | |||||||||||||
| GAME | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 |
| 福田 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | |||
| 中瀬 | 1 | 1 | 2 | ||||||||||||
|
さすがに中瀬を相手にベーグルでセットを獲れるとは、福田も考えていないだろう。ひつこさにかけてはどの選手も一目おく東西両雄の対決だ。この試合は3時間以上かかることも覚悟して腰をおろした。意外にも2人は初対戦だという。 中瀬は困った。まるで鏡に映った自分と戦っているような感覚だ。違うのは福田ほど気が長くないということだ。相手はベースラインでひたすらストロークを続け、前へ出てこない。福田相手のストローク戦ではさすがに不利だ。めったにミスは犯さないし、いやらしいスライスをエンドライン深くつないでくる。先にミスるのは自分だ。たまらずネットへ出る。すると待ってましたとばかり、今までとは格段にスピードの違う矢のようなパッシングショットが飛んでくる。ボレーは思うようにコントロールできない。
|
| 男子シングルス準決勝 |
福田 勝志(三和ホームサービス) 6-3, 6-2 土屋 哲史(北日本物産)
| SET | 1 | 2 | |||||||||||||||
| GAME | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 |
| 福田 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | |||||
| 土屋 | 1 | 2 | 3 | 1 | 2 | ||||||||||||
|
準決勝の相手、土屋哲史は準々決勝の中瀬安朝とはまったくタイプの異なる典型的なネットプレーヤーだ。実は前日の準々決勝を見たあと少し不安に感じていた。中瀬戦ではテニスのテンポが遅く、比較的ゆったりと試合を進めることができた。しかし土屋のような俊敏なネットプレーヤーに対しては素早い反応が不可欠だ。あまりにタイプの違う相手に果たして対応できるだろうか。今まで土屋に対して勝ったことがないというのも不安の要素だった。ところが心配はまったくといっていいほど杞憂であった。 土屋は混乱していた。福田のパスのコースがまったく読めないのだ。さりげないフォームから矢のようなパッシングショットが飛んでくる。ベースラインで打ち合っている時とネットに詰めてきた時とでボールのスピードがまるで違う。しばしばボレーのタイミングを狂わされた。おまけにドロップショットが使えない。ことごとく拾われ、またたくまに逆襲を喰らってしまう。よほどベースライン深く左右に振ってからでないと、まず決まらない。ネットプレーヤーにとってドロップショットが使えないのはきつい。
|