第36回 島津全日本室内テニス選手権大会

第6日

(2000/03/11)

かわゆ〜い

今大会のシンデレラガール
中村藍子ちゃん

 

日本室内は東京体育館で開催されていた時、一度観に行ったことがある。もちろん京都に移ってからは初めてだ。女子シングルス準決勝はデジタルフォト・コンテスト・グランプリ受賞者?同士の藤原里華と梅原幸恵の対戦を期待していたが、佐々野良子が里華ちゃんを破って勝ち上がってきた。話の見えない方は1999年12月15日のコラムを参照のこと。


女子シングルス準決勝  佐々野良子 6-3, 6-3 梅原幸恵

 第1セット第1ゲーム、梅原はいきなりブレークされる。動きが良くない。佐々野はサーブが好調だ。肝心なところで威力のあるファーストサーブが入り、梅原に付け入る隙を与えない。前日は藤原里華がこのサーブにやられた。速いサーフェスも味方しているようだ。第9ゲーム、梅原はダブルフォルトを2つ犯し、セットを落とす。

 第2ゲームに入っても佐々野のサーブは好調、梅原は活路を見出すことができない。佐々野は深く伸びのあるストロークで終始主導権を握り、ストレートで押し切った。完勝である。梅原はストロークに切れがなく、常にボールが短くなっていた。

佐々野良子ちゃん
梅ちゃん
うまいこといかへんなあ〜


女子シングルス準決勝  新井由樹 1-6, 6-4, 7-6(6) 中村藍子

 明らかに新井の動きが固い。中村の思い切りのいいフラットドライブにまったく着いて行けないのだ。準決勝でまさか年下の相手と対戦することになろうとは、予想していなかっただろう。そのため余計固くなったのかもしれない。中村の鋭いストロークが右に左に面白いように決まる。新井はムーンボールでチェンジ・オブ・ペースを計ろうとするが効き目なく、第1セットはあっさり獲られてしまう。

中村藍子ちゃん
もうひとつ中村藍子ちゃん

 第2セットに入って新井はやっと中村のボールに慣れてきた。徐々に中村にプレッシャーをかけ始める。中村のミスを誘い、わずかな隙をついて新井はセットを奪取、タイに持ち込む。

新井由樹ちゃん
う〜ん
あかんわ〜

 第3セットはシーソーゲーム。第1ゲームと第7ゲームを中村がブレーク、新井は第4ゲームと第10ゲームをブレークする。第12ゲーム、中村はマッチポイントを握られるも、ひるまず攻め抜きサービスキープ、ついにタイブレークへ。どっちへ転ぶかまったく予想がつかない。タイブレークに入ると中村はダブルフォルトを2つも犯してしまう。結局これがひびき、僅差で新井が逃げ切った。新井は両手を突き上げ、喜びを全身で表したあと、思わず両手で顔を覆ってしまった。

やった〜
苦しかったなあ...

 中村藍子ちゃんには正直、驚いてしまった。高い打点からフラットドライブでがんがん打つ。ベースラインからはあまり下がらない。追い込んだらすかさずネットへ詰める。日本の女子選手が比較的苦手にしているドライブボレーを苦もなく打ち込める。実に攻撃的で、攻めが速い。まだ子供体形の面影を残しているが、これから筋力がついて、からだが出来上がってくれば、とんでもない選手になる可能性を持っている。将来が楽しみだ。


男子ダブルス決勝  M.フロメック/T.スピンクス 6-4, 7-6(5) 石井弥起/岩渕聡

 コメントに窮する試合というのがよくある。淡々と試合が進み、大きな山場もないまま終わってしまう。この試合がそうだ。第1セットは外国人ペアが2ゲームをブレークして先取。第2セットはサービスキープが続き、タイブレーク。唯一盛り上がったのは第12ゲームで日本ペアがセットポイントを握った時。しかしあっさり取り返されてしまう。気がついたら終わっていた。


女子ダブルス決勝  石田恵子/永富恵子 6-4, 6-1 郡司亜希子/永野千絵

 この試合もあっさりと終わってしまった。4試合目だったので少々疲れもあり、のんびりとながめていた。あまりコメントがなくて申し訳ない。