シングルス準決勝 チャン・キュン・ミ(韓国) 6-4, 7-5 梅原 幸恵
梅原は第1ゲーム、ラブゲームでブレーク、第2ゲームも簡単にサービスをキープした。チャンはミスを連発、大した相手ではないか?ところが第3ゲームからチャンは本性をあらわす。なんとサービスエースを3本連続、最後はサービスウィナーでキープする。この先、梅原はこのサービスに悩まされることになる。悩まされたのはサービスだけではない。チャンのもう一つの武器は強烈なフォアハンドだ。厚い握りからフラット気味にひっぱたく。台湾の王選手を思わせる。
それに比べ梅原はいかにも動きが鈍い。小柄な梅原の動きを支えているのは足だけではない。予測能力だ。今日は迷いがあるようだ。チャンのストロークがどちらに来るのか読めない。見た目にはなんでもないようなボールに追いつけない。本人は百も承知だ。「足!足!足!」自分を叱咤する叫びがコートに響く。第1セットは1ブレーク差でチャンが獲る。
第2セットに入っても梅原の動きは良くならない。しかし第3ゲーム、チャンのサービスをブレークに成功する頃から徐々に本来の動きを取り戻す。4ゲーム連取して4−2、さあ反撃!しかしチャンも簡単には崩れない。これがJOP大会と国際大会の違いだ。世界を目指す選手はそう簡単にはあきらめない。チャンは3ゲーム獲り返して再び5−4とリードを奪う。この頃から息詰るようなストローク戦が続く。どちらも我慢比べだ。しかし梅原のほうが苦しそうだ。
梅原はなんとか5−5にして粘ったが、とうとう力尽きてしまった。梅原は勝ち疲れしていたのかも知れない。
ダブルス準決勝チェン・ユー・アン/トン・カ・ポー 4-6, 6-2, 6-3 梅原 幸恵/青山 香織
ダブルスは梅原にとって、さらに過酷なものになってしまった。第1セットは相手の荒さにも助けられて先取する。ところが第2セットに入ってから急激に梅原の様子がおかしくなる。からだが思うように動かずストロークにも力が入らない。足にもきているようだ。おまけに吐き気までもよおし、見ているほうがつらくなる。青山も積極的にポーチに出てなんとか梅原をフォローしようとする。なんとか3セット戦ったが、いつリタイヤしてもおかしくない状態だった。
その他の結果は次のとおり。
シングルス準決勝
トン・カ・ポー 6-2, 6-2 田口 景子
ダブルス準決勝
チャエ・キュン・イー/チャン・キュン・ミ 6-2, 5-7, 6-1 石田 恵子/永野 千絵