久我山国際女子オープンテニス 2000

準決勝

(2000/09/02)

梅ちゃんと香織ちゃん

イェ〜イ、今日は負けたで〜
立ち直りが早いのがうちらのとりえや!

 

戦からなるWTA女子サーキットの第1戦は久我山オープンで始まる。しかし、なんとくそ暑いんだろう。この日は東京で37.8度だったそうだ。やるほうもつらいが見ているほうもつらい。熱射病にならないのが不思議なくらいだ。
計らずも準決勝の対戦はシングルス、ダブルスともに全試合、日本選手対外国選手の対戦となった。梅ちゃんのシングルスとダブルスを観た。


シングルス準決勝  チャン・キュン・ミ(韓国) 6-4, 7-5 梅原 幸恵

 梅原は第1ゲーム、ラブゲームでブレーク、第2ゲームも簡単にサービスをキープした。チャンはミスを連発、大した相手ではないか?ところが第3ゲームからチャンは本性をあらわす。なんとサービスエースを3本連続、最後はサービスウィナーでキープする。この先、梅原はこのサービスに悩まされることになる。悩まされたのはサービスだけではない。チャンのもう一つの武器は強烈なフォアハンドだ。厚い握りからフラット気味にひっぱたく。台湾の王選手を思わせる。

 それに比べ梅原はいかにも動きが鈍い。小柄な梅原の動きを支えているのは足だけではない。予測能力だ。今日は迷いがあるようだ。チャンのストロークがどちらに来るのか読めない。見た目にはなんでもないようなボールに追いつけない。本人は百も承知だ。「足!足!足!」自分を叱咤する叫びがコートに響く。第1セットは1ブレーク差でチャンが獲る。

 第2セットに入っても梅原の動きは良くならない。しかし第3ゲーム、チャンのサービスをブレークに成功する頃から徐々に本来の動きを取り戻す。4ゲーム連取して4−2、さあ反撃!しかしチャンも簡単には崩れない。これがJOP大会と国際大会の違いだ。世界を目指す選手はそう簡単にはあきらめない。チャンは3ゲーム獲り返して再び5−4とリードを奪う。この頃から息詰るようなストローク戦が続く。どちらも我慢比べだ。しかし梅原のほうが苦しそうだ。

 梅原はなんとか5−5にして粘ったが、とうとう力尽きてしまった。梅原は勝ち疲れしていたのかも知れない。

チャン・キュン・ミ
梅ちゃん
梅ちゃん
あち〜っ

チャン・キュン・ミ 梅ちゃん 梅ちゃん 梅ちゃん


ダブルス準決勝

チェン・ユー・アン/トン・カ・ポー 4-6, 6-2, 6-3 梅原 幸恵/青山 香織

 ダブルスは梅原にとって、さらに過酷なものになってしまった。第1セットは相手の荒さにも助けられて先取する。ところが第2セットに入ってから急激に梅原の様子がおかしくなる。からだが思うように動かずストロークにも力が入らない。足にもきているようだ。おまけに吐き気までもよおし、見ているほうがつらくなる。青山も積極的にポーチに出てなんとか梅原をフォローしようとする。なんとか3セット戦ったが、いつリタイヤしてもおかしくない状態だった。

チェン・ユー・アン

台湾のチェン・ユー・アン。この体格からあまいセカンドサービスを思い切りたたく。あまりの強烈リターンに日本ペアも観客もあんぐり!ほんますごかった。

トン・カ・ポー

香港のトン・カ・ポー。ミスした時は大げさにがっくり。なにやら中国語でわめき散らす。仕草がかわいらしく観客も大喜び。

青山香織ちゃん

体調不良の梅ちゃんを懸命にカバーした青山香織ちゃん。若いのにようがんばった!

梅ちゃん

吐き気をこらえながら必死に戦った梅ちゃん。ちょっと、休もうね。


その他の結果は次のとおり。

シングルス準決勝
 トン・カ・ポー 6-2, 6-2 田口 景子

ダブルス準決勝
 チャエ・キュン・イー/チャン・キュン・ミ 6-2, 5-7, 6-1 石田 恵子/永野 千絵