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ジャパンオープン 2000

2000/10/09 本戦第1日

濃いぜ! シャツ破り男、アンドリュー・イリー

戦が始まったとたん雨になってしまった。センターコート第1試合はビヨルクマンとお騒がせ男タランゴの試合だ。あ然とするようなショットを当然のように次から次へと繰り出す。世界のレベルはとてつもなく高い。

今日はセンターコート第3試合の浅越しのぶ vs 藤原里華の1回戦に注目した。浅越しのぶは最新ランキングでついに69位まで上がってきた。プリンセスカップで杉山愛に勝ったのがきいた。浅越は昨日まで虎視眈々と上位を食おうと狙っていた。今日は年下の藤原里華が牙をむいて浅越を狙っている。因果は巡る。


シングルス1回戦  浅越 しのぶ 4-6, 6-4, 6-1 藤原 里華

SET
GAME 10 10
浅越しのぶ                   
藤原里華                           

 「藤原里華って、だれ? 藤原紀香じゃないよね。」観客席から冗談じみたささやきが漏れてくる。元インターハイ優勝者も、大きな大会にしか足を運ばない一般の観客からみれば、ほとんど無名だ。多くの観客は今やグランドスラムやオリンピックで活躍する浅越しのぶを見にきて、そして勝つことを期待している。

 トスに勝った藤原がレシーブを選択して始まった。第4ゲームで早くも浅越がブレーク、すかさず藤原はブレークバック。一転して挑戦を受ける立場になったせいか、浅越の動きがかたい。一方の藤原はストローク戦でも互角に打ち合い、チャンスがあれば果敢にネットに詰めて、浅越にプレッシャーをかけた。とうとう第9ゲームで再びブレークに成功、そのまま第1セットを獲った。その瞬間、場内はなんともいえぬどよめきに包まれた。

 第2セットに入っても藤原の勢いは止まらず3−1とリードする。しかしこの程度のリードが決定的なアドバンテージにならないことはよくわかっている。強い選手はここからギヤを一段上げてくるのだ。今の浅越にはそれができる。案の定、藤原のストロークに慣れてきた浅越が一気に藤原に襲いかかる。藤原はブレークポイントを握ってもなかなかブレークできない。浅越が第2セットを獲る。
 第3セットに入ると浅越はさらにエンジン全開、結局1ゲームを与えただけで押し切った。さすが浅越、地力の差をまざまざと見せつけた。

 負けたとはいえ今日の藤原は、いままで私が見た中で一番素晴らしい出来だった。5月のカンガルーカップの時は、それこそ最悪だった。いったいこの先どうなるかと心配したものだ。それに較べ、今回は見違えるようなテニスを見せた。観客にも大いに印象づけたに違いない。負けたことは悔しいだろうが、収穫のある敗戦だったろう。


いい男から、それなりの男まで..

ラペンティ イリー スペイディア

 

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