テニス観戦に行ったゾ!
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イザワ・クリスマスオープン

2000/12/23 女子シングルス決勝

これが噂のド派手な選手入場。いいぞ〜 <なにが?

0世紀最後のテニストーナメント、イザワ・クリスマスオープン。一度、観てみたいと思っていた。最後まで行こうか行くまいか迷っていたが、ベスト4に梅原幸恵と久松志保が残った時点で行くことに決めた。2人は準決勝で当たり、梅原が決勝に進出した。上の山からは当然のごとく、浅越しのぶが勝ち上がってきた。第1シードと第2シードの対戦とはいえ、WTAのランキング差は300位近くある。


女子シングルス決勝   浅越 しのぶ 6-4, 5-7, 7-5 梅原 幸恵

 11月の甲府オープンで梅原に会った時、全日本準決勝で浅越と対戦した感想を聞いた。「もっと上へ行けそうな手ごたえを感じた。」という返事であった。えっ?そんな内容だったかな?正直そう思った。実力差はまだまだあるように思えた。全日本で4ゲームしか獲れなかったので、私自身もまず5ゲーム目標と心の中で念じていた。このあと、こんな消極的な予想を吹き飛ばすような接戦が繰り広げられようとは思いもよらなかった。

 梅原のサービスから始まったゲームは、いきなり浅越が3ポイント連取する。早くもブレークのピンチだ。結果的にはこれが良かったように思う。堅かった梅原がこのピンチで一気に集中力を高めた。このゲームを逆転でキープする。一方の浅越も決して悪くなかった。得意の速いテンポの深いストロークで梅原を攻めたてる。

 梅原の武器は何か。足と強打と闘志の3つだ。身長153cm、世界中を見渡してもこれほど小柄なプロテニス選手はなかなか見つからない。3つのうち1つが欠けても、とたんに勝ち目は薄れる。逆に言えば、小柄であろうと条件さえそろえば体格に関係なく勝つことができる、テニスとはそんな競技だ。体格だけが全てではない。今日の梅原はこの3つの武器を十二分に使った。コート狭しと走り回り、拾いに拾った。チャンスと見れば思い切りの良いストロークエースを叩き込んだ。

 激しいストローク戦が続き、第1セットは浅越が、第2セットは梅原が獲った。第3セットに入ると浅越が3ゲーム連取、だれもが浅越の勝ちパターンを予想した。ところが梅原はまだあきらめていなかった。浅越がリードしたら梅原が追いつく、こんな展開がとうとう5−5まで続いた。最後は浅越がブレーク、次の自分のサービスゲームをサーブ力にものを言わせて追いすがる梅原を振り切った。

 今日の梅原は小柄な日本選手に対して1つの答えを提示したように思う。負けた理由を体格のせいにするのは簡単だ。映画ジュラシックパークの中でこんなくだりがある。

 「種は道を見つける」

 テニス選手も進化しなければ生き残れない。

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