シングルス決勝 寺地 貴弘 7-6(8), 6-4 増田 健太郎
お互い1ブレークずつで迎えた第6ゲーム、寺地のサービスゲームはデュースを何度となく繰り返す。開始早々から激しいストローク戦が続き、寺地の息が次第に荒くなっていた。ここを必死の形相でキープする。はたしてこのまま最後まで持つのだろうか。ところが第7ゲームは増田がサービスキープに苦しむ。増田はこの頃から寺地のバックに集めていたストロークを左右に散らしだした。振り回して体力を奪おうという作戦だ。決めるのは後回し、コースを読まれていようがお構いなし、スペイン仕込みの容赦ない振り回しがひたすら続く。それでも寺地は必死でボールに食らいつき、ブレーク合戦の末タイブレークに持ち込む。タイブレークはワンチャンスをものにして寺地が第1セットを獲った。
第2セットに入ると一転してサービスキープが続く。今日は寺地もさすがにドロップボレーはしない。それが増田相手にどれほど無謀な作戦かは痛いほど知っている。次第に増田の振り回しにも慣れ、エラーを誘うようになる。5−4で迎えた第10ゲーム、寺地は一気に集中を高めブレークで勝利をもぎ取った。これで増田に2連勝だ。
ダブルス決勝 鈴木 貴男/寺地 貴弘 6-4, 6-3 佐藤 博康/原田 夏希
終わってみればどちらのセットも1ブレーク差で鈴木/寺地組がそつなく獲った。鈴木はミスも多くまだ本調子とはいかないが、動きには問題なく順調に回復しているようだ。随所に鈴木らしいショットを披露し、めったに見られない地方の観客は満足した様子だった。佐藤/原田組も初めて組んだにしてはまずまずだったのではなかろうか。
男子ダブルスの試合はとにかく展開が速く、どっちがうまいのか分からないうちにあっという間に試合が終わってしまう。コメントがむずかしい。