シングルス準決勝 寺地 貴弘 6-4, 3-6, 6-2 トーマス・ジヴィニチェック(ドイツ)
ジヴィニチェックはなかなかいい男、プレースタイルはベースラインからのストロークで組み立てる、寺地と同じようなスタイルだ。第1セット第3ゲーム、寺地はブレークするがすぐに次のゲームをブレークバックされる。寺地、盛んにドロップボレーを試みるがことごとく失敗、逆に切り返されてリズムに乗れない。風が強く、ロブが上がるとボールがどこへ飛んでいくか分からない。お互いに得したり損したり、まずは寺地がセットを先取。
第2セットは寺地が2ゲーム連取、ところがその後ジヴィニチェックが5ゲーム連取して、結局このセットをものにする。寺地は高い打点からの決めのショットを数多くミスった。
第3セット第2ゲーム、ジヴィニチェックのサービスゲームを寺地が粘りに粘ってブレークする。このブレークが山となった。このあと寺地はまさかのアンダーサーブまで繰り出し、余裕で逃げ切った。
シングルス準決勝 増田 健太郎 6-3, 1-6, 7-5 セバスチャン・フィッツ(ドイツ)
セバスチャン・フィッツはでかい。2mはありそうだ。かたや増田健太郎は167cm、まるで弁慶と牛若丸だ。テニスはネットをはさんだ格闘技、直接肉体がぶつかり合うわけではないところがありがたい。第1セットは増田が第4ゲームの1ブレークを守って先取。第2セットは逆にフィッツが増田を圧倒、タイに。
第3セットに入ってもフィッツの勢いはとまらない。4−1まで先行する。増田はそれでも表情一つ変えず、じっとチャンスが来るのをうかがっている。ついに風向きが変わった。フィッツの速くて重いストロークにも慣れ、4ゲーム連取に成功、5−4と逆転する。フィッツもしぶとい。第10ゲーム、3つのマッチポイントをしのぎ追いつく。第11ゲーム、増田は0−30と追い込まれるが、ここでも慌てることなく逆転しキープ、次のゲームをブレークして見事な逆転勝ちを飾った。