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ATP横浜チャレンジャー

2000/11/03〜04 準々決勝・準決勝

日本の期待を一身に背負った本村剛一

年2回目となった横浜チャレンジャー、特別協賛だったMTCIがこけて開催が危ぶまれたが、主催者のプロテニス日本がなんとか踏ん張り開催にこぎつけた。期待の鈴木貴男を筆頭に、前半戦で日本選手がばたばたと姿を消し、ファンの期待を裏切っていく中、本村剛一だけがベスト4に残り孤軍奮闘した。もうひとりの注目選手、昨年のディフェンディングチャンピオン、韓国の李享澤は期待通りの強さを見せ、順当にベスト4に勝ち残った。本村と李の準々決勝と準決勝を追った。


シングルス準々決勝

本村 剛一 6-3, 3-6, 7-5 Y.アレグロ(スイス)

SET
GAME 101112
本村剛一                         
アレグロ                            

 セットオールでむかえた第3セット、本村はいきなりブレークされる。40−15から逆転されるといういやな展開だ。本村が勢い込んでネットへ詰めると、絶妙のロブが頭を越えて行く。ここからがまん比べが始まった。お互いブレークポイントは握るもののなかなかブレークできない。アレグロはピンチに陥るたびに強力サーブで凌ぐ。とうとう、アレグロのサービス・フォー・ザ・マッチを迎える。
 しかし、本村の我慢がついに実を結ぶ。土壇場の第10ゲームでブレーク、次のサービスゲームをきっちりキープし6−5、逆転に成功する。どうやらアレグロは限界に来ていたようだ。むかえた第12ゲーム最初のポイント、アレグロのウィナーかと思われたサービスに線審はフォルトをコール、すかさず主審がコレクション。これでアレグロの緊張が完全に切れてしまった。このあとダブルフォルトを2回犯し、自ら崩れていった。


シングルス準決勝

J.ノウル(オーストリア) 6-2, 6-2 本村 剛一

SET
GAME
本村剛一                    
ノウル        

 この日は本村の日ではなかった。ミスが多く、決めのショットがことごとく切れていく。第1セット第6ゲームの途中、突然会場の照明が消えた。国際プールの照明はどうも具合が悪く、時々原因不明の故障が起こる。関係者の間では「本村が負けている時に限って照明が消える。そして本村が息を吹き返す。」と、まことしやかな噂が巡っていた。約20分の中断後、試合は再開したが、このささやかな奇跡は起こらなかった。外国選手には珍しいフォア、バックとも両手打ちのノウルのいいところばかりが目立った。


シングルス準々決勝

李 享澤(韓国) 6-1, 6-1 R.ヴィク(チェコ)

SET
GAME
李享澤    
ヴィク                    

 李がヴィクを全く寄せ付けず、圧倒的な強さを見せた。李のストロークは重く深く、ヴィクをいいように振り回した。格の違いを見せつけた試合だった。


シングルス準決勝

E.タイノ(アメリカ) 1-6, 6-4, 6-4 李 享澤(韓国)

 本村の試合と同時に始まったので試合展開はよくわからない。しかしタイノが李のストロークに良く喰らいついていた。しつこさでは負けない李が、それを上回るタイノのしつこさに負けてしまったようだ。

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