2001年 7月 7日  噂のADSL導入記

 今日はテニスの話ではない。ADSLの話だ。ついに我が家もブロードバンド時代に突入した。以前ISDNを検討したことがあったが、コストパフォーマンスに今ひとつ魅力を感じられなかったことや、ヨメさんから却下されたりで、見合わせていた。しかしここへ来て一気にADSLの環境が整備されてきた。会社の若いやつが導入したと言うのを聞いたことも、決断の大きな一因になった。
 皆さんの中にもADSL導入を考えている方がいらっしゃると思う。このレポートを参考にしていただければありがたい。意見、質問等あればBBSやメールでご遠慮なく、寄せて欲しい。

6/13 NTT東日本のホームページより申し込む。申し込み後すぐ、受付確認メールがすぐ返信されてくる。
6/15 「フレッツ・ADSL工事日等に関するご連絡」という題名のメールが送られてくる。申し込み時に記入した内容を再度聞いてくる。ひつこいと思いながらも記入して返信する。
6/20 NTTウェブ担当のおねえちゃんから電話がある。またまたメールに記入したことと同じ内容を確認してくるが、おねえちゃんだったので優しく答えてあげる。とりあえずこれで日程は決まった。

  • モデム、スプリッタ宅配 : 6月30日 19〜21時頃
  • ADSL切り替え日   : 7月 3日
  • テレホーダイ解約日   : 7月 5日
  • 6/30 町田のヨドバシカメラにルータを買いに行く。機種はメルコBroad Station BLR-TX4、比較的安価で会社の若いやつが使っている。こういう製品は実績のあるものを買うのが安心だ。しかも分からない時には聞けるのがいい。
    夜8時過ぎ、モデム、スプリッタが宅配されてくる。その日の内にモデム、スプリッタ、ルータを設置、準備万端だ。

    2階の廊下の壁に取り付けたスプリッタ(上の小さな箱)。スプリッタの役目は電話用の回線にADSLの高周波が混ざらないよう分離することだ。写真では電話用のコネクタ側に分岐コネクタを挿している。2階には電話が2台あるためだ。ほんとはあまりこういう蛸足をするのは良くない。
    ケーブルは上から入って、左側がアナログ電話、右側がADSLに分かれる。ADSL側のケーブルはモデムに接続される。
     

    私の部屋の鴨居に取り付けたADSLモデム。左からモジュラーケーブルが入ってきて、右からLANケーブルが出て行く。LANケーブルはルーターへつなぐ。薄い弁当箱程度の大きさ。この写真は背面の写真。前面にはランプが数個ついていて、動作状態が分かる。
     

    机の上に置いたADSL対応ルータ。左が前面、右が背面。4chのHUBを装備している。パソコンを1台だけ使うのであればルータは必要ない。モデムから直接パソコンへつなげばよい。我が家の場合、ヨメさんと次女のパソコンをつないで、家庭内LANを構成している。
     

    本邦初公開!私のパソコン環境。ソーテックのミニタワーに17インチCRT、プリンタはエプソンのPM-900C。ささやかな私の城だ。地震がきたら、ぐちゃぐちゃんになること確実やね。

    7/3 会社から自宅に電話したら、NTTからADSL切り替えの通知があったとのこと、そそくさと定時で退社、さっそくADSLモデムに電源を入れてみる。すると昨日は点滅していたLINE LINKランプが点灯したままになっている。よし、よし。マニュアルとにらめっこしながら設定をあれこれいじること約1時間..

    やった〜!

    ブラウザにホームページが現れる。メーラーも何も設定を変えることなくメールを受信することができた。ここまでくればもうだいじょうぶ、さっそく通信速度を計測してみる。スピードを計るサイトはいろいろあるが、定番と思われるここで計測してみた。結果は..

    計測結果

    測定サイトhttp://speedtest.pos.to/
    測定時刻2001/07/03(火) 21:05:33
    回線種類ADSL
    回線業者NTTフレッツADSL
    プロバイダasahi-net
    データサイズ538.52kB
    伝送時間7.67秒
    ホスト1 WebARENA560kbps
    ホスト2 WebARENA(2)560kbps
    ホスト3 pos.to440kbps
    ホスト4 pos.to(2)420kbps
    推定スループット70.2kB/s
    推定スループット560kbps
    コメントNTTフレッツADSLとしては少し遅いですが収容局からの距離が2km以上であれば問題ありません。(4/5)

    560kbpsか。う〜ん..。会社の詳しいやつからは、まずは500Kbpsをめざそう、と励まされていたのだが、最大速度1.5Mbpsという公称値からすれば、もう少し出て欲しい。それでも今までの56Kモデムに比べれば10倍のスピードだ。途中で接続が切れることもなく、映画の予告編のストリーミング映像もかなり快適に再生される。
    このスピード計測サイトはアナログモデムでも計測できるので、一度みなさんも自分の環境の実力を調べておくのも良いかもしれない。56Kモデムといっても実効速度はよくて40Kそこそこのはずだ。

    7/4 今日はもう少しスピードアップを図るため、チューニングに挑戦。仕事の合間にウェブで情報を集める。念のため116で、我が家から収容局までの距離を問い合わせる。おねえちゃんが親切に調べてくれた。回答は2.8Km。ちょっとつらい距離だ。ADSLは2Kmを超えると高周波の減衰が著しくなる。4Kmを超えるような場所だと断られることもある。

    チューニングといってもいろいろあるが、まずは物理的に何もしないでいい、MTUの調整を試みた。参考にしたサイトはここ。ただしレジストリをいじることになるので自信のない方はやめた方が良い。ここのサイトのBBSには劇的にスピードが上がったという報告もあるし、まったく変わらないという報告もある。さて、私の場合は..

    計測結果

    測定サイトhttp://speedtest.pos.to/
    測定時刻2001/07/04(水) 21:51:52
    回線種類ADSL
    回線業者NTTフレッツADSL
    プロバイダasahi-net
    データサイズ538.52kB
    伝送時間7.77秒
    ホスト1 WebARENA550kbps
    ホスト2 WebARENA(2)570kbps
    ホスト3 pos.to440kbps
    ホスト4 pos.to(2)400kbps
    推定スループット69.3kB/s
    推定スループット550kbps
    コメントNTTフレッツADSLとしては少し遅いですが収容局からの距離が2km以上であれば問題ありません。(4/5)

    なんや、ぜんぜん変わらへんや!

     というわけで、現在のところ480〜590Kbpsの範囲で使えている。時間によって多少スピードが変動しているようだが、体感速度としてはあまりわからない。ADSLの公称速度は1.5Mbps、平均的には900Kbpsくらい出ているようだ。そもそもADSLは音声信号しか流すことを考えていなかった電話回線に、無理矢理高周波を流そうとしている技術なので、私の環境でこれ以上のスピードアップが望めるかどうかは微妙だ。もう少しあがいてみようとは思う。
     費用の方はADSLの基本料金、モデムとスプリッタのレンタル料、テレホーダイの解約、プロバイダへのオプション料金追加など、差し引き1ヶ月あたり3750円の増加になった。これでインターネット常時接続、10倍のスピードアップを手に入れたわけだが、さてみなさんは高いと見るか安いと見るか。

     最後にADSLの現状を説明しておこう。一時、ADSLモデムの供給不足が問題となっていたが、今は解消されたようだ。私の場合、申し込みからちょうど3週間で導入できた。現在、ADSL接続サービスは東京めたりっく通信、イー・アクセス、YahooBBなど各地で始まり、戦国時代の様相を呈している。しかし所詮ADSLは光などのもっと高速な通信網が整備されるまでのつなぎの技術であることを理解しておかなければならない。本命は光、100Mbpsの世界だ。それも遠い先の話ではない。私は1年後と見ている。