2000年 10月 29日

 横浜チャレンジャーの予選を観て来た。今日はシングルス予選の2回戦とダブルスの予選(1試合のみ)が行なわれた。まだ客足は少ないが、本戦出場の李享澤、鈴木貴男、本村剛一、石井弥起など、主だった選手は元気に練習に励んでいた。

 昨年の特別協賛だったMTCIがこけてしまったので、個人的には正直開催を危ぶんでいたが、プロテニス日本の努力の甲斐あって、無事開催にこぎつけた。昨年は準備期間が短く公式サイトを立ち上げる暇がなかった。ドローとオーダーオブプレイのアップを私がお手伝いさせていただいた。2年目となる今年は公式サイトも充実、予選からいち早くアップされ便利なことこの上ない。もう私がお手伝いすることもないだろう。

シングルス予選2回戦の結果

VAN SCHEPPINGEN, Dennis 6-3, 6-0 土屋 太偉
高田 充 6-4, 6-3 本村浩二
岩見 亮 7-6(2), 6-2 須貝アレックス
辻野 隆三 6-2, 6-1 岡 洋一郎
FISHER, Ashley 7-6(2), 5-7, 6-1 田口 亮太
宮地 弘太郎 6-2, 6-3 田中 芳伸
CRICHTON, Tim 6-4, 7-5 坂本 正秀
松井 俊英 7-5, 6-2 久松 亮太

アシュレー・フィッシャー 田口の抵抗に少々手を焼いたが、落ち着いて料理した。さすがに第3シード、締めるところはきっちり締める。

田口亮太 フィッシャーを相手にフルセットに持ち込み善戦した。そろそろ善戦を金星にかえたい。僅かであるような、遥かであるような..

松井俊英 最初は久松のパワーに押されたが、徐々にスピードに慣れてくるとともに本領を発揮、うまさと粘り強さでかわした。

久松亮太 おねえちゃんの志保ちゃんも応援に駆けつけたが、健闘ならず。まだパワーに頼って、攻めが一本調子だ。威力十分の素晴らしいフォアハンドを生かしたい。あまり、おねえちゃんに似てないねえ。

2000年 10月 15日

 トヨタプリンセスカップとジャパンオープン、2週間に及ぶ国際トーナメントが終わった。正直少しほっとしている。最終日の今日は3試合しかないので、早く帰れるとたかをくくっていた。ところがどの試合もフルセットの接戦となり、最後の男子ダブルスが終わった時には、すでに夜の7時を回っていた。女子シングルスはジュリー・アラール・デキュジ、男子シングルスはシェング・シャルケン、男子ダブルスはパエス/ブパシのインドペアの優勝で幕を閉じた。
 今日はあまりにも疲れてしまったので、短文で失礼。

勝った瞬間こぶしを突き上げ、感無量のシャルケン。一昨年のパベルに続く地味な優勝者となった。<おい

だんなと一緒に祝福を受けるジュリー・アラール・デキュジ

惜しくも3連覇を逃す。エイミー・フレイジャー

元世界ナンバー1のダブルスは凄いの一言。丸坊主にしたパエスの迫力は並大抵ではない。街ですれ違ったら、私なら絶対目をそらす。

最後の観客が帰るまで、ひたすらサインと記念撮影に応じていたタランゴ。あんたはえらい!

2000年 10月 14日

 ジャパンオープン第6日、やっと晴れた。このところ私が観戦に出かけるといつも天気が悪かった。今日は男子シングルスとダブルスの準決勝各2試合、女子のシングルス準決勝1試合、女子のダブルス決勝が行なわれた。コロシアム入口に設置されているオーダーオブプレイのボードを見て驚いた。ファンが見学しやすいように練習コートのスケジュールまでが掲載されている。トヨプリとはえらい違いだ。しかしラペンティが練習中のナンバー2コートだけ入れてもらえなかった。これは意図不明。

 センターコートは三分の入り、まだ第1試合なのでこれから入るだろうと思っていた。ところがいつまでたっても席が埋まらない。トヨプリの準決勝の時は、ほぼ満員だったのに、このありさまはいったいどうしたことだろう。日本のテニス観戦はまだまだ女子が主体なのか、それともサンプラスやアガシでないと集客力はないのだろうか。いずれにしてもテニス人気の底の浅さを痛感するしかなかった。

先にマッチポイントを握ったのはアラジ。2つのマッチポイントを獲りきれずタイブレークへ。タイブレークではシャルケンが9−7でしぶとく決勝へ。シャルケンの写真がないって?あした、あした..

ラペンティはハルバティにストレート勝ち。はじめて見たが思ったよりオーソドックスなテニス。ちょっと面白みに欠ける。私好みではない。

トッポジージョこと、ドミニク・ハルバティ。ほんま、よう似てるわ。ハハハ..

トヨプリに続いて決勝へ進出したジュリー・アラール・デキュジ。タナスガーンに快勝。

実は今のタナスガーンならデキュジに勝てると思っていた。ところが今日はミスが多く失速。

2000年 10月 9日

 残念ながらジャパンオープンは初日から雨にたたられた。今日の私のお目当ては第3試合の浅越しのぶ藤原里華の対戦だ。一般の観客はほとんどが浅越しのぶを目当てにきている。やはりテレビで顔を覚えられた影響は絶大だ。その浅越しのぶにほとんど無名の藤原里華が挑んだ。インターハイ優勝の実績など、シニアのトーナメントでは何の役にも立たない。強いものが勝ち、弱いものは負ける、ただそれだけだ。

 結果的には浅越しのぶが4−6、6−4、6−1で勝った。地力の差といえばそれまでだが、私には5月のカンガルーカップでの藤原の試合が引っかかっていた。まったく出来が悪かったのだ。あのままの調子で臨んだら、今の浅越にはひとたまりもないだろう。しかし今日は第1セット、互角以上に打ち合いセットを先取した。しかも第2セットの途中までは藤原のペースで進んだ。負けはしたが、収穫も多かったと思う。

タランゴとフルセット、タイブレークのタフマッチを制したビヨルクマン。タイブレーク2−5からしぶとく逆転。2回戦は鈴木貴男と対戦だ。

ビヨルクマンとタランゴの試合中、ひっそりと行なわれていたラペンティのサイン会。もったいないことに人はまばら。その内もらいたくても、もらえなくなるんだぞ〜

こんなに跳び上がっているんだ。小さなからだをいっぱいに使った藤原里華のサーブ。浅越しのぶから第1セットを奪った時は、場内からなんともいえないため息が漏れた。

テレビの影響力は強し。試合終了と同時に浅越しのぶに殺到するファン。ちょっと前まではこんなことは考えられなかった。

まるでピザ屋のおやじ、アンドリュー・イリー。負けたにもかかわらずにこやかにサインや記念撮影に応じていた。えらい!残念ながらシャツ破りは見られず。

イリーに勝ったスペイディア。ちょっと怪しい写真になってしまった。

2000年 10月 8日

 ホテルのエレベータからエイミーが出てきたのでびっくりした。有明ワシントンホテルはジャパンオープンの女子のオフィシャルホテルになっていた。全く知らなかった。やった〜!<おい
 というわけで今日は先週に続いてワシントンホテルに泊まっている。トヨプリのシングルは順当にセリーナ・ウィリアムスが優勝、ダブルスはジュリー&愛ちゃんだ。順当過ぎるといえば順当過ぎる。トヨプリ決勝はちょっとのぞいただけで、ほとんどアウトコートのジャパンオープンを見て回った。チャン、ラペンティ、ビヨルクマン、ブルゲラ、本選の人気者も練習に顔を見せ雰囲気も一段と盛り上がってきた。クエルテンも練習に現れたようだが、残念ながら見逃してしまった。

トヨプリのシングルスはセリーナ・ウィリアムスの貫禄の優勝。第1セットはジュリー・アラール・デキュジも抵抗したが、第2セットはセリーナが圧倒。

日程の都合で、計らずも梅原幸恵だけ1回戦と2回戦の2試合を消化しなければならなかった。1回戦は快勝したが2回戦は完敗。最後は足にきてしまった。調子自体は悪くなかっただけに残念。

きのうフリ○ンになっていたアラジが、なんとダブルスの予選に出場。ウォーミングアップのつもりで出場したのだろう。観客にとっては思わぬプレゼントになった。

事故発生! 遠くからものすごいうめき声が聞こえてきた。練習中に足首を痛めたらしい。よく知らない選手だ。苦痛でまったく動けずかなりの重症、クチェラが心配そうに氷で足首を冷やしてやっている。

は〜い、ブパシくん! 愛ちゃんも理化ちゃんもいるよ。

このボールの位置とグリップから、なんでインパクトできるのかよく分からない。見れば見るほど不思議だ。なつかしのセルジ・ブルゲラ

2000年 10月 7日

 今日はメチャ疲れた。トヨプリ準決勝とジャパンオープン予選が重なり、コロシアムとアウトコートを何度行ったり来たりしただろう。いろいろ書きたいがもう眠くて頭が回らない。明日の準備もあるので、失礼。下の写真でがまんして下され。

おお、すげ〜!

まるで褐色のギリシャ彫刻、セリーナ・ウィリアムス。いやはや間近で見るとやっぱりすごいわ。若いベダノワに貫禄勝ち、余裕の決勝進出。

宮城/スアレス組にマッチポイントを握りながらも逆転負け。これが見納めになったエレナ・ドキッチ。髪を止めているピンは、日本のファンがプレゼントしたもの。律儀にちゃんと着けて試合をしている。

アラジくん、はしたない!

練習前、いきなりフリ○ンになってパンツをはき替えるヒチャム・アラジ。このおおらかさはモロッコ人ゆえか、はたまたフランスへ行ったせいか。今日は本村剛一と練習。

おれ、知ってる?

USオープン1回戦でクエルテンを破り、予選からベスト16に残ったウェイン・アーサーズ。ビッグサーバーだ。

おれがイリーだ!

シャツ破りですっかり有名になったアンドリュー・イリー。ジャパンオープンでははたして破ってくれるか。

里華ちゃん、おひさ。

金髪になっていたのでわからなかった。予選のドローを見たらエントリーされてなかったので怪我でもしたのかと心配したが、今回は本戦のワイルドカードをもらった。本人もこのチャンスをぜひとも生かしたいと力強く宣言。

2000年 10月 2日

 有明コロシアムの目の前のワシントンホテルに泊まったので、今日は楽チンだ。いよいよトヨプリ本番、天気はちょっと怪しい。まずは練習コートへ直行、だれか練習していないかときょろきょろ。いたいた、セレスとナブラチロワがちょうど練習を始めるところだった。二人は今回ダブルスを組む。一番奥のコートだったので遠くて大した写真は撮れなかった。

 残念なことにドキッチ杉山愛が練習を始めた頃には、練習コートが立入禁止になってしまった。トヨプリは有名選手の練習が間近に見られるのが観客のお目当の一つであるのに、楽しみを奪われてしまった。そんなに人も多くなく危険であるようには思えなかったのに、なぜあそこまで厳しくするのだろう。つまらん処置だ。

 今日は本戦の試合が思ったよりも少なかった。シングルス4試合とダブルス2試合のみだ。まだシングルスとダブルスの予選決勝が残っていた。昨年より日程が1日増えたので、試合消化もゆっくりで良いのだろうが、そんなことも知らないで足を運んだ観客は肩透かしを食ったかもしれない。広報の仕方が不親切だ。

ドキちゃん、かわいいね。

なんでこんな笑顔が撮れるかって?しゃあない、特別に教えて差し上げよう。シャッターを押す前に吉本ギャグを一発かます。お試しあれ。

かわウィーネ<さぶ〜

笑顔ならアジアンも負けない。インドネシアのウィーネ・プラクシャ。ジャネット・リーと組んでダブルス本戦出場枠、たった1枚の切符を手にした。

フルセットで吉田友佳/浅越しのぶ組を破ってベスト8一番乗り、エレナ・ドキッチコリナ・モラリュー。昨年はアマンダおねえさんに随分迷惑をかけてぎこちなかったが、今年は随分ましになった。でもまだモラリュー先生には着いていくのがやっと..がんばろうね。

すげー、すげー、すげー!さすが世界ナンバー1ペア。これぞダブルスというスーパープレイの連続、いやはやおそれいいりました。ジュリー&愛

USオープン優勝ペアを相手に6−7、5−7と大健闘したアレックス・スティーブンソンリリア・オスターロ

2000年 10月 1日

 今日はトヨプリ予選第2日とヨネックス・フェスティバルだ。こんなにテニスファンがいたのかと思うくらい、大勢の人出だ。空模様が怪しくヨネフェスはコロシアムの屋根を閉じられて行われた。私のお目当てはもちろんリオスだ。リオスにとっては、お遊び程度のストロークだったろうが、さすがに元世界ナンバー1の片鱗を見せた。軽く打っているようでも、ストロークののびは目を見張るものがある。

 ただ、うわさどおり思いっきり無愛想で、まことにそっけない。時々、無表情に背面打ちや股打ちを見せるが、それが彼なりの最高のパフォーマンスなのだろう。とにかく人に媚を売るようなことは一切しない。孤高のテニスプレーヤーだ。こんな選手が一人くらいいてもいい。

おおっ、心霊写真!?

ヨネフェスでのリオス森上あっこちゃん。

摩衣子センセ〜

キッズテニスでの井上摩衣子ちゃん。ところで右うしろのお父さん、なに?

アレックス、きのうはうちの吉川くんと付き合ってなかったかい?

毎日、若い男をとっかえひっかえするスティーブンソン。今日のお相手は亜細亜大の石神理貴くん。

ラリサ・ネーランドリナ・クラスノルツカヤ。ラリサはリナのコーチをしている。かなりケバくなった。

いえ〜い、あとひとつ!

久松志保ちゃんとチョウ・ユンジェオン。ダブルス予選2回戦を突破。あと一つで本選だ。

なにかとまわりが騒がしいエレナ・ドキッチ。もちろん今回はドキッ父は見当たらない。夕陽に金髪が輝いて美しい。